2009春 新番組の感想 その4
『アスラクライン』 ☆☆☆
- 原作既読。ただし、3巻くらいまで。
- 原作が小説とはいえテンポが遅すぎて、つまらない謎を1巻引っ張ったり、思わせぶりなセリフで煙に巻いてストレスをためた割にカタルシスがなかったり、主人公の推察力が脚本の都合で操られすぎ(以下略)なので、アニメのテンポの良さは見ていて気持ち良かったんだけど、それは事前に設定と話の流れが頭に入ってるからで、ちょっと早すぎてひっかかりがなさ過ぎるので、初見の人はさっぱりわからなかったんじゃないだろうか。小説とアニメの速度を足して2で割ったくらいがちょうどいい気がする。
- この手のラノベ原作は説明すべき情報とそうでない情報の取捨選択と、映像メディアとしての面白さのバランスが下手だと見ていて辛いことは、もう何度も経験してるので、数話見て期待できそうになかったら、あらすじ把握アニメとして流し見で済ますような気がする。
『シャングリ・ラ』 ☆+
- 原作未読。事前情報無し。
- キャラデザやヒロインピンク髪の魅力溢れる作画(はいてないアクションなど)は良かったけど、それ以外はだめだめ過ぎる。
- GONZO味っていえば乱暴だけど伝わるかなぁ。
- まず、説明の優先順位がおかしい。1度に伝える情報量が無調整過ぎる。炭素絡みの説明とか、誰にも納得させる気ないだろう、あれ。割り切ったといえば聞こえがいいけど、それで中身すかすかのはいてないアクションしか残らないなら、作る意味あんのかなーと。
- 原作がそうなのかもしれないけど、厨ニ的センスのセリフを言わせたり、突拍子のない行動を取らせたら、何か表現したと思っている。
- この辺り、なぜ、毎回同じような失敗を繰り返すんだろうなぁ……。謎だ。
- 経済絡みの複雑そうな設定を、このスタッフが上手く料理できるとは思えないので、数話見てダメそうなら切るかなー。ピンク髪の可愛さといい、素材悪くないのにもったいない。
『ティアーズ・トゥ・ティアラ』 ☆☆☆
- 原作未プレイ。うたわれスタッフてことで。
- ほとんど完成した状態でのアフレコなど、作画面で安心して見れるぽい。
- 内容はうたわれで時々あった描写不足なあらすじ回がなるべくないことを祈るくらいで、1話の細かい出来を見る感じ、期待できそう。
- ペースがちょっとゆっくり過ぎるが、先行上映では3話まで一気で、そこから本番ぽいので、数話は見守る感じかな。