木尾士目 『げんしけん』 9巻

げんしけん (9) 限定版

げんしけん (9) 限定版

付録同人誌目的。本編は雑誌で読んじゃったから。

  • ハヤテのごとく!』の人のが ハヤテ=笹原 ヒナギク荻上 だった。そうなるよなー、というか、『ハヤテ』の定型の汎用性の高さ? 高いかは知らんが。安心感とか完成度? わからんが。元々アンソロぽいとか、同人ぽいとかなのか? 詳しくないが。などを感じた。
  • 篠房六郎のは、ちょっと昔(20代後半〜30代前半くらい?)のオタクと、今のオタクの違いが悲しい話だった。
    • でもこれ世代じゃなくて、アニメ好きにも「『攻殻』は見るけど『ふたご姫』は見ない」といった層が一番厚いよね、に似てる気がする。誰にもわからない喩え。
    • こないだオタ友人たちと「「恥ずかしい怒り」と「でも、そうだよなー」の狭間」に俺達はいる、みたいな話をしたのを思い出す。
      • 「おまえら、何もわかってない!」「なんでこれがわからないんだ!」という「恥ずかしい怒り」と、「でも、そうなんだよなー」「否定する要素なんていくらでもあるし、正しいよなー」が同居。
      • ネタアニメ脳があるかないか、みたいなのがわかりやすいかもしれない。
      • 怒ろうと一旦立ち上がって「いやでも、しかし…」となり、座る。
      • なんで俺達だけ(そんなこともないが)理不尽な行き場のない感情を抱えていなければならないのか? → スルーしよう!(結論)
      • 「アニメを週に30本見ろ!」「SFを1000冊読め!」とかは言いたくなっても言えない。
  • アニメがお仕事!』の人ので「斑目にシンクロしないアニメーターはいない」的なセリフがあった。
    • 「『げんしけん』でいうなら俺は斑目です」的な言葉について斜めから揶揄することはいくらでもできるのだが、してるのをみても、したところで、あーやっぱそういうことになるのねー、といった感想しか沸かない。
    • げんしけん』における斑目脱オタやら恋愛もやもやは楽しく見たので、それでいいんだろうなー。