2009年下半期ライトノベルサイト杯

まるで読んでないのに加えて、ほとんど作家買いで、新規開拓していない。あと、投票対象を吟味中に「あ、これ読みたい!」と思った作品が軽く15冊はあったので、全く「選んだ」とは言えないラインナップ。かといって、投票期限までに読みたい作品を全部読む暇がないので、すぱっと諦めて現時点で投票することに。


なんでもそうだけど、シリーズとして続刊していくラノベにおいて、新規開拓をある程度してしまった後というのは、新刊が出たら買って読むで充足してしまうのよね。供給過多ととるか、宝の山が転がってるととるかだけど。前回は新規開拓のターンとかぶったのだけど、今はもろに安心を求めて日々を暮らしてるターン。


感想はあとで書き足すよ。


※10/02/01追記
「書き足すよ」なんて書いたことからしてすっぽりと忘れてたよ
1ポスト140字くらいでざっと書こうとしたけど、結局長くなるので、ちょっとづつ書き足すよ。


※10/02/02追記
これで感想は終わりかな。そういえば次回あげることになるであろう『人類は衰退しました5』の前半がすこぶる楽しかったです。AURAといいスクールカースト作家(?)としての田中ロミオになりつつあるような。

新規作品

紫色のクオリア (電撃文庫)

紫色のクオリア (電撃文庫)

【09下期ラノベ投票/新規/9784048679046】
流行りのSFガジェットを楽しく、そして何より「わかりやすく」楽しめる作品。加えて、SF+青春の王道としても面白いから世間的に好評なのかな、と。もしかしてありえた青春の幻想(if)というのは、どの年代からしても魅力的よなぁ。


僕は友達が少ない 2 (MF文庫J)

僕は友達が少ない 2 (MF文庫J)

【09下期ラノベ投票/新規/9784840130950】
読んでいて気持ちいいので好き。読みやすさ(テンポ)と、実際に含まれている情報量のバランスが好み。僕は滅多に小説を再読しないんだけど、平坂読さんの小説は割と再読してしまえるのは、つまり「好みである」ってことなんだろうと。重視するものが真逆だと違うかもしれないけれど、娯楽として一種の理想かなぁ。

既存作品

電波女と青春男 3 (電撃文庫 い 9-12)

電波女と青春男 3 (電撃文庫 い 9-12)

【09下期ラノベ投票/既存/9784048681384】
感想や紹介というより、個人的なメモみたいになるけれど。
とらドラ』のアニメって、あの走っていく青春の眩しさをどう受け止めるか? ってとこがあって、光に照らされる「考えてしまう(立ち止まってしまう)自分」と無茶だろ!な「走っていく」結論への「飛躍」の間に何があるかというと、それが青春なのかもしれない。この小説は主人公の理屈と、そこからの飛躍に、すとんと負けを認めてしまえて、とても良かったです。
何をいってるかわからないでしょうが、褒めてるんです。毎回ほんと爽やかな読後感で、みーまーよりこっちの方が全然面白いなーと。おすすめです。


神様のメモ帳〈4〉 (電撃文庫)

神様のメモ帳〈4〉 (電撃文庫)

【09下期ラノベ投票/既存/9784048679107】
個人的には1巻あたりの暗い雰囲気をもっと引きずって欲しい気もする。ニート組のうち誰か一人でも女性(ヒロイン)だったら、同作者の他作品のような殺意を覚える鈍感主人公に辟易して読むのをストップしていたと思うので、男が魅力的な作品は良いものだなぁと思う。


【09下期ラノベ投票/既存/9784048682008】
終わりだけを見れば綺麗に終わっているのだけど、細かいところで惜しい作品だなーと。依紗子さまの5巻がおそらく好きな人にはメイン巻であったと思うけれど、彼女にしてももっと美味しくなったような不満が残っちゃう。設定の残酷さや、描きたいテーマを考えると少し物足りない。『レジンキャストミルク』でもそうだったけど、もっとサブキャラ達の描写が欲しかった気もする。もっと売れてればif漫画のラブコメ的番外編も書かれたのかなー。


ラノベ部 3 (MF文庫J ひ 2-18)

ラノベ部 3 (MF文庫J ひ 2-18)


【09下期ラノベ投票/既存/9784840128063】
個人的には『僕は友達が少ない』よりこちらの方がキャラが好き。恋愛関係図も今のところラノベ部の方が好き。なんて、言っても仕方ない感想がまず浮かんでしまう。まだ終わっちゃったのが悲しいんだろうなぁ。キャラのその後を時々妄想しては幸せになったり、悲しくなったりしている。


オリジナルドラマCD 佰物語 (講談社BOX)

オリジナルドラマCD 佰物語 (講談社BOX)

【09下期ラノベ投票/既存/9784062153690】
感想書こうとしたら内容があまり思い出せない! でも、そこがいいのかもしれない。BDのコメンタリーやドラマCDや次回予告の出来を考えるに、そのうちある傷・偽物語のどちらかがTVアニメだった場合の脚本:西尾維新回なんて妄想しちゃうなー。


耳刈ネルリと十一人の一年十一組 (ファミ通文庫)

耳刈ネルリと十一人の一年十一組 (ファミ通文庫)

【09下期ラノベ投票/既存/9784047261969】
ラノベをいろいろ読んでいると、1巻・処女作の勢いが幻のように消えてしまう作者が結構いたりするのだけれど、1巻のクオリティで2巻の話を読みたかったなぁ。3巻は若干持ち直したけれど、次回作はどういう作風でくるのか楽しみでもあり不安でもあり。