『とらドラ!』感想 24&25話

やっと見れる。まだ25話見てないので、
24話感想仕上げる → 25話見て感想書く。
たぶん、朝ごろには書きあがってるんじゃないでしょうか。


時系列メモを少し推敲した程度のいつもの感想ですが、
24話は濃すぎて全部つっこみきれない。
アバンだけで普通の1話分くらいの展開してるんじゃなかろか。
Aパート終わった時点で、まだAパートー!!!! ってなったの、久しぶりな気がする。


追記
終わったー。総括みたいな話は今気力ないので、
今というタイミングを逃したら、たぶん書かないと思うー。


面白かった。
余計な言葉で装飾してると限がないから、面白かった、で終わる。
大変、とっても、面白かった。

24話

感想が途中で力尽きている。


追いかける決断をする竜児は話が早くて助かる。
北村はここで何もかもわかったような顔するのが、やっぱり気に食わない。
みのりんがこけちゃうのは、ちょっと冷めてしまった。
露骨さがこの作品らしいような、らしくないような。
後の鼻血及び語らいへの繋ぎと振り返れば、平気だけども。


竜児への想い、他人コントロールを傲慢と評すなどなど。
「ここでみのりんに叫ばせる」のが、やっぱこの作品よなぁ、らしさよなぁと思う。
唐突ではない。準備は整っているし、やってること自体は、青春モノの定番ともいえる。
……のだけど、妙に勢いを感じてしまうのはどうしてだろうなぁ。
タイミング? 突然ジェットコースターのように展開する緩急の上手さの問題だろうか。
この作品見ていて、ずっと気になっている。
なぜ、自分はこういう印象を受けるのか? それは、そう作られているから。
ならば、どこが?
仕掛けの仕組みへ、興味が沸く作品だす。


保健室でのみのりんと竜児の語らい。
みのりんに「見えている」意地。プレゼント関連への謝罪。
どう気持ちの整理をつけたかの(対竜児用の)説明。竜児への後押し。
間接キス。決断された、秘めたる想い。


総括にもなっていて、今までのみのりんフラッシュバックに襲われる。
なもんで、情報の洪水にさらされてるような気分になる。
しかし、多くのことを一気に片付けているのに、あまり急いで回収してるようには感じない。
全て、今、ここでしか、言えないことで、言うべきこと。だからかなぁ。
さっきの叫び(告白)が衝撃的で、視聴者含め整理しきれてないから、良い休みにもなってる。


みのりんが泣くと思ったことに対して「報われる」は、はじめ理解不能
それをみのりんの意地話、竜児の背中押しから、告白の真意を想像させて、
「報われる」に落とすことによって、みのりんの行動原理が、
(納得するかどうかはおいといて)理解できるようになっていく。クリアになっていく。
「うん、あたしはあれをもらわない」は良い台詞。
みのりんは、自分の意志で、見えているものを、選び、掴み取った。
それが、外から見て納得がいかまいが、間違ってようが、重要なのはみのりんの決断よね、と
僕らは納得できる。


みのりん「高須くんは大河が好き」は、
みのりんが決断し、行動しただけの甲斐はある、
しっかりと頷く(受け止める)竜児がいたわけで、報われる。
そして、視聴者にはこっそり間接キスを示す。
みのりんは自身の恋心だって「見えている」よ、と。


それにしても「ジャイアントさらば」「見えてるものに、走りだせ」など、
いつものみのりん節の後、こっそり間接キスで頬を赤らめるシーンは、悶えた。
悪いけど、ひいーーーって、ニヤニヤニヤニヤニヤニヤって感じで笑ってしまった。


大河「もしも、もしも私が逃げそうになったら……ちゃんと捕まえて。お願い……」
かわゆすなー。意識しあう二人もかわゆすなぁ。


大河問題について味方になってくれそうなやっちゃんを封じるためのバイトにみえるが、
高須家の歪みについて、竜児が向き合う意志を見せるのも兼ねてるわけで、納得はいくかな。
竜児の叫びは、こういう形がベストかどうかはおいといて、一度は言うべき。
お互い、何かしら意思疎通を図るべき。と俺は思う。


まっしるきらー
こ、ここでOPってもう1話くらい見た気分なんですけどwwwwwwwwwwwwwwwww


展開速いつーか、凝縮されすぎていて、これメモ取りながらみたんじゃ
追いつけないぞ
と、メモにあるのだけれど、しょうがないので2回目見直しながら書いていたりする。


この速度は異常なんだけど、この作品はきちんと密度が高く、
かつ、それを視聴者に伝えられている(視聴者側が処理できてるかは別にして)ので
よくある「あらすじアニメ」にはなってないのが凄いなぁ。
「キャラの感情」に「視聴者の感情」がついていける状態で、この速度が出せてるのは凄いと思う。


まぁたぶん原作既読からすると全然足りてないんだろうけど(そう思えるシーンは全体通してならあったけれど)、
アニメだけ観ている分には「認識不可能な足りない情報」より
その時どれだけ満足できていたか、ではかるので問題だけれど問題ではないんだよなぁ。
アニメに落とし込む時の取捨選択の手際とかに注目すれば、
原作派もそれなりに納得できるんじゃないかと推測するけど、
俺が原作読むことはないような気がするので、読まずに判断する人フォルダに入れられても仕方はない。


「あたしだけ進化前みたい」
少しぼけているというか、ふわふわした例えが、かえって状況の深刻さを表す良い台詞だと思う。


竜児「俺の方こそ、泰子を振り回していたのかもしれない……」
ってことをちゃんと考えられるのかー。立派だなぁ。


大河「でも、私は生きてる!」「あんたがいるからだよ!」
意訳すれば、かけがえない。本当に特別である。
そんな「高須竜児を見ていたかったのよ」


「亜美ちゃんを幸せに」とは思うけれど「じゃあ、大河は…?」とも思う。
くだらない比較だけれど、この物語において一番他者を必要としているのは大河って判断もアリだろう。
大河と向き合えるのは、少なくとも今は、竜児しかいないんだなぁと。
救う、とかでなしに、傍にいれるのは、的な。


嫁に濃いよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
嫁に濃いよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
死ぬまでの俺のじんせいをおまえにやる!!!


とんだーーーーーーーー


上4行はメモままなんだけど、声出して笑っちゃった。
クソどうでもいい、かみ合わず、つっこみどころ満載の会話から
プロポーズの流れは綺麗。日常の延長線上、というか。
見下ろす大河と、見上げる竜児。
そこに、大河が落ちてくる。飛び込んでくる図も、どういう意味かはわかんねーけど
飛び降りてくるのやりたいだけなのかもだけど、面白い。
あと「俺の人生をおまえにやる」は竜児らしいっちゃらしいですね。


感情のほとばしりに、何かしらの能動的でインパクトのあるアクションをつけるって
上手くいけばいいけど、過剰だったりさじ加減を間違えると、
どっちらけの臭さしか残らないもので、
何度も言うけど、この辺のバランスは神がかってるよなぁ、この作品。


そして告白保留されるわけで、ほんとの告白は高須家問題含めて、
いろいろ解決してから再度、かな。


にしても、まだAパート……。
もう1話あることを考えると、まだまだ二転三転させられるわけで、油断ならない。


亜美ちゃん「あんたさ、タイガーが好きなのよね?」
わー、確認して諦める気やでー。
「ちゃんと言って」「……言って」の顔かわいい。超かわいいいいいいいいいいいいいいいいい。


大河「本気ですけん!」
外し方、ていうのかな。ギャグ成分の入れ方も上手いよねぇ。


北村が現実的なつっこみしてると、腹が立つ。
(結局、最終回までヘイト北村は直りそうにありません)


大河「でも気持ち報われちゃった…」の乙女力(おとめぢから?)に、やられる。
この一言で、なんかもう大河が頑張る理由がすとんとわかっちゃう(気がした)。


いい感じに人肌にあったまった通帳きたーーーーーーー
みのりんは女をあげるなぁ。


みのりん「あんた達が正しいとは、全然、これっぽっちも、思わない」
けど肯定する。させる何かがある。
一歩ひいた位置にいる俺たち視聴者も、みのりんに賛同できる。


それはまぁ、何度も言ってるように、この作品自体が、そうだから、だろうなぁ。
頭で考えたら、亜美ちゃん的視点で考えたら、間違ってるのに、
どうしてか、心動かされてしまう経験をしてきているから。


北村はオチ担当過ぎる…。
ていうか、お前の重要度はおコメ券程度だな。


泣くみのりんは、きた。
頭のすみで「みのりんが泣くタイミングとしてはベストだなぁ」と冷静に思いつつも、
やっぱうるっときちゃった。感想書くために2回見て、2回とも。


みのりんのだれうま台詞も、良い外し方。
「人生語るなんて、まだ早い」は、最終回で結婚ENDにはならない伏線かねぇ。
最終的にどこに落ち着くのかわからないけど、竜児と大河はまだ通過途中だから
あんまり大団円にはならず、未来を暗示して終わりそうでもある。
それはちょっと、寂しい感じもするけれどねー。
走った人たちはゴールにたどり着いて欲しいというか。フィクションだし。


「熱があるんだろー」って北村が言うと未だに違和感がある。
泣き顔見ちゃった事件の会話然り、雪合戦然り、みのりんと亜美ちゃんも友達やってけそう。
ていうか、亜美ちゃんは兎も角、みのりんの友達やるのって大変だから
大河か亜美ちゃんくらいしか務まらないって話かもしれんな。


2人の駆け落ち。
亜美ちゃんの言うおままごとを抜け出したけれど、新たなおままごとが始まる感じ。
でも、これをおままごとって笑えなくもある。
だって、こいつら真剣なんだもん、ていう。


俺の嫁ですーーーー!!!!!!


竜児、大河、みのりん、亜美ちゃんの問題は、大方けりがついてるから
あとは風呂敷を畳むだけのように思えて、まだ何か爆発しそうな感じもする。


「逃げてたら、誕生日がきても大人にはなれない」
と走り出す竜児が、最終回トンでも行動を起こして、どうなるのか。
予告からして、大河が何かするぽくもある。
興味はあるけど、なるようにしかならん、予想もつかんし、しても意味ないかな。

25話(最終回)

なんかもう、満足してつっこむ気力がないので、短いです。
盛り上がりのピークとしては24話であり、まさに最終回でした。


祖母「竜児くん、元気にでっかく育てたねぇ……」
で、泣いちゃうやっちゃんで既にやばく。
やっちゃん「そだ……そだてたーーー!」
で、ぶわっときてしまった……。
開始数分でこれだよ!
やっちゃんがやたら可愛いので、『とらドラ・ポータブル』はやっちゃんルートを……!?
と思ったりもした。


竜児と大河のやりとりの内容については、
もういちいちつっこむことでもないかな。
竜児と大河がお互いをどう思い、どう必要とし、
これからどうしていくのが良いのか
(良い悪い正しい間違ってるはおいといて、竜児・大河がどう、なぜ、そうしたのか)
の道筋を、丁寧に見せられた感。


大河「きっと、痛くて、痛いわ」とか
「もう一度…」を何回も言う、そのタイミングは素晴らしい。
キスシーンを変な照れやエロさなく、ストレートに描いてくれたのが、良かったし、嬉しかった。


携帯で「恐ろしい現代っこ」とギャグにした後に、
写メを使ってシリアスでまとめるのは、現代だなぁと思ったりもする。


にしても、みのりんは親友補正かかり過ぎ、エスパー過ぎだとは思う。
臭い語りそれ自体には、あんまり力のない作品ではあったかもしれない。
もうわかりきってることを、臭い言葉でキャラに語らせなくても視聴者に伝わってる。
語りが無駄に見えるってのは、ある意味凄いことかもしれんけど。


亜美ちゃんは用具室(?)が告白ポイント過ぎる。
亜美「たとえそれが恋じゃなくたって……」と言ってるけれど、
俺は恋と言っても良いと思うよ、亜美ちゃん、と思いました。
乙女心とやらはよくわかりませんし、正しいかどうかは知りませんが、
亜美ちゃんルートでは頑張ってもらいたいです。


北村アメリカいくーーーーー
木原と能登上手くいきそうーーーーーーーー
は、ニヤニヤした。


25話の流れから、大河が一旦離れるって展開はわかりきっていたので
再会と再出発で終わりかと思ってたけど、卒業式は吃驚した。
作品の終わりと共に卒業まで時間が飛んじゃうのは、寂しい。
うん、このキャラ達が巣立っちゃうのは寂しい。
なんかおいてかれた感がする! もういい年した大人なのに!!


最後は「好きだよ」とデレツン大河で綺麗に〆ったかな。
自浄が強すぎるていうか、竜児と大河は出会うことで1人で立つ強さを身につけて
後はもう、実践するだけ。視聴者が考えたりする余地がない。
2人は生きていくのだなぁ、という。
ほんと、きちんと畳まれるべきものが畳まれていってるだけ。だから、書くことがなくて、
(書いても、褒め殺しな、描写の意味を確認する作業になってしまう)
もうちょっと感想書きたい気力だけが残ってしまい、なんだか寂しい…ってのが今の気持ちかなぁ。


おままごとをもっと見ていたかった、続けて欲しかったけど、
作品が綺麗に終わったことへの満足もあり。
数日たてばまた違うだろうけど、今は好きな作品が終わってしまって呆けております。


スタッフの皆さんお疲れ様でした、と心から言いたい。
このスタッフで違う作品を見てみたい。


あー、それにしても、終わった! 終わった!!!!!!
終わった!!!!!!
明日から俺は何を心の支えに生きていけばいいのか一瞬迷うくらい終わった!!!


最後に。
こんな殴り書いた感想を読んでくれた方がもしいたら、ありがとうございました。