2009春 新番組の感想 その2
今期は今のところイマイチです。
『バスカッシュ!』 ☆☆☆
- どこかで悪評見て期待してなかったせいか、楽しく見れた。
- ニーズの見えない古臭い物語で、作画・美術の無駄遣いかな、と思ったけど、設定説明、前提説明の1話としてはよくまとまってたし、正当派なお話としてもそこそこだったので、今期見た中ではまともかなぁと。
- 歩けなくなった少女が割と好みなので、無鉄砲男の子のバスケを利用したバトル物要素だけでなく、その辺のダークな要素もきっちり描いてくれるなら期待できるかな。バランス良くやってくれれば理想。
- エロ要素は誰得だと思ったけど、作風から考えれば間違ってない。他の部分は悪くないと思ってる視聴者としてはエロは要らなすぎて残念。ますみんや伊藤静のセリフは、エロくもないのに下品としか思えなくてなー。
『咲-saki-』 ☆☆+
- 原作既読。ただし、2巻だか3巻くらいまでで、最新まで追いかけてない。
- なにこのピンク髪。原作こんなだっけ? そうでないなら、もう少し普通の色にしてもいいと思うんだけど……。区別つかない程似たキャラがでるわけでもなし。
- ハヤテのヒナギクのように慣れるのだろうか。
- 原作読んだ時も、麻雀嫌いからやる気を出す流れが「めんどくせー」で、どうせどっかで見たような結果しか生み出さないんだから、ちゃっちゃと済ませて麻雀やってくだちぃ、と思っていたので、アニメもそんな感じで見ることとなった。
- というか、原作も他キャラと麻雀に注目していて、主人公とピンク髪のうだうだは鼻くそほじりながら読んでた気がする。途中からそんなにうざく感じなかった記憶もあるので、慣れたか原作も、そういった古臭い作劇は流行らない(少なくとも、この作品のようなキャラ萌え比重が高い作品には不要)と思ったのかもしれないが、覚えていない。後者ならアニメでも次第にうざくなくなると思うんだけど、どうだろう。
- どうせならアカギばりにしっかり麻雀アニメというか、嘘んこでも緊迫感を出してくれればいいんだけど、今回のテイストを見るにライトなミスター味っ子で半ギャグにして口当たりがいいだけの感じなので、様子見かなぁ。文句の付け所が間違ってるのはわかってるんだけどもね。
『戦場のヴァルキュリア』 ☆+
- 原作未プレイ。ゲームプレイ動画をちょろちょろっと見て、絵柄の印象と反して結構ハードなSRPGと認識。
- こういう確かめればすぐわかる誤解で始められると、リアリティのボーダーに落差が出過ぎたりして、戦争パートが茶番になるんじゃねーの? と不安でならない。ていうか、既に茶番になってた気がする。
- てか、それは別に戦争って非日常だけじゃなくて、恋愛を含めた日常全てに及ぶんじゃないかなぁ。
- 神の手が見えるくらい意図的に、ヒロイン1人を痛い子にまでして誤解させる流れを作って、脚本をめくる音を聞かせるお話作りが優れているとも、面白いとも思えない。視聴者にストレスかける以外の効果って何があるの?
- 事実判明後に急にヒロインぽくふるまわれてもなぁ……。ヒロインAの誤解に確固たる理由がある、仕方ないなら仕方ないと、納得できるできないはおいといて、セリフ1個2個足して描写すれば視聴者のストレスも減るし、好感度だって下がらないし、アホにみえないのにね。思い込みが強いって描写がしたいなら、もっと別の方法とりゃーいいし、戦時下の緊迫感なんてまるで表現できてねーんだから、もし目的だったとしたならお笑いだし。
- 誤解の一因な主人公のおとぼけっぷりだって、描き方が違えばチャームポイントなんだから、もっと好印象を抱かせる方向でやったって何も問題ないと思うんだけどなぁ。
- こういうストレスは一番苦手だから、そこまでつっこむことではないとわかりつつも、やっぱダメだなぁ。
- 作画の妙な線は原作再現らしいんだけど、手間かけてまでする必要があるのか疑問。ないと原作の大事なものが失われるの?
- 素材は好みなのに、お話の作り方があまりに好みじゃないので、不安かなぁ。くだらないケチのつけ方だとは思うけど、まぁ1話だけの印象として正直なところでもある。今後、悪印象を払拭してくれる良さが早めに見えてこないと切るだろうなぁ。
『鋼の錬金術師 -FULLMETAL ALCHEMIST』 ☆☆☆+
- 原作は序盤(6巻くらい?)しか読んでない。前期は途中脱落。
- 會川脚本が苦手なのと、確か4話で井上敏樹が作品の空気を全く読まずに自分のノリでやってて、ほんともうそれ面白いと思ってんの? ほんとにこの作品にとってプラスになると思ってるの? と、今後関わってくるならめんどくせーなと思って萎えたのも原因だった気がする。
- 評判は悪くないみたいなので、途中で切るべきじゃなかったかなーとは思うけど、ストレスためてまで見るもんでもないしなー。
- なので、基本設定はだいたい頭に入ってるけど、特に興味もなかったので細部は忘れてる状態。
- 続きではなく、再アニメ化で、前は途中からオリジナルになったのを原作通りに進めるのかな?
- さすがの安定した作画・演出で、特にアクションは非常に見応えがあり、テンポよく設定・キャラ説明をこなしているし、今期見た中では一番面白かった。さすが気合いの入ったアニメ化は低予算深夜アニメとは格が違う! のを、肌で感じるというか。
- キメラエピソードもっかいするんかね。あんま何回も見るような話じゃないんだけど。
- そういや、原作では序盤のキメラエピソード以上のものがあったりするのかな。良くも悪くも強烈過ぎて、苦手な人にはいつ同じ鬱が来るかビクビクさせてしまう、読むのを止めさせてしまう効果があったように思うし、定期的にああいったエピソードがあると是非はともかく疲れてしまいそうなんだけど。
- 既読の部分を過ぎるまで耐えれるかわからないけど、継続。
『ハヤテのごとく!!』 ☆☆
- 1期は途中脱落。原作は楽しく読んでる。
- スタッフ総入れ替えでどうなるか期待していたけど、上がりも下がりもしない。若干下がってる気がするのは、飽きだと思う。
- 「様子見したい」と思える箇所もなく、ずるずる見なくなる予感。瞬間化けたら見逃して後悔するんだろう。
『神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS』 ☆☆+
- 黒歴史ぽい前期はあまりにひどかったので1話で切って見てない。
- 出会いを通して設定説明、キャラ関係説明をする1話らしい1話。特に疑問点もなく、世界にすんなり入っていけた。しかしまぁ、鈍感ハーレムのテンプレートな関係性は1話の時点で飽きが。
- 前期の反省を活かしたのか作画はまともになった気はすれど、それでも危ないところが多々見られたので、こんなの作るくらいなら作らなきゃいいのにって言われないように頑張るといいと思う。
- 前期や原作は卒業後の話(社会人編)らしいんだけど、成長したり関係性が進展した状態の彼らを見てみたいな、とは思った。あらすじでいいけど(=あらすじで済んでしまうくらい、テンプレートなんだろうと予想するけども)。
- 主人公が境遇が似ていて中の人が同じせいか夏目にしか聞こえなくて、ちょっと面白かった。